今回は資産形成する為に必須のサービス・制度について10個厳選して紹介します。
はじめに
内容としては節約、資産形成をこれから始めようとしている人向けです。
既に資産形成をしている人によっては当たり前すぎると感じる内容が多いかと思いますが、そういった方もおさらいや漏れが無いかのチェックリスト的に見ていただければ良いかと思います。
また、楽天のサービスが大半を占めますが、結局楽天で統一するのが節約も資産形成も一番楽に行えるので僕としてはやっぱりおすすめです。
また、今回の記事で紹介している以下のサービスについてはポイントサイト「ハピタス」(ハピタスの会員登録が必要)を経由するとポイントがもらえるので利用した方がお得です。
・楽天銀行
・楽天証券
・楽天カード
01.ネット銀行(楽天銀行)
具体的なおすすめは「楽天銀行」です。
楽天がお嫌な方は他のネット銀行でも良いです。
銀行口座は生活する上で必須のサービスですが、使うならネット銀行です。
理由としては以下の通りです。
①金利が高い
②手数料がかからない、安く済む場合が多い
③基本手続きはアプリ、WEBで完結する
少なくともメガバンクは不要です。
ただ、ゆうちょ銀行(以降ゆうちょ)、地方銀行(以降、地銀)については、地方によっては税金の支払い、水道代などの公共料金の支払いで必要な地域もあるのでそういった場合を除いて不要です。
最近は税金などもバーコード決済で支払えるようになったので、よっぽどでない限りネット銀行以外は不要ですし、今後どんどん不要になっていくのではないかと思います。(寧ろなってほしい)
既にメガバンク、ゆうちょ、地銀で口座を持っている場合はどうしても必要なもの以外はすぐに解約してしまいましょう。
【楽天銀行で口座を開設する際の注意点】
楽天銀行でキャッシュカードを作る際はクレジットカード機能は不要です。デビット機能にしておきましょう。
「楽天銀行カード(クレジットカード機能付)」と、「楽天カード」は同時に持つことができない為です。
クレジット機能は楽天カードとして別に持った方が便利です。
楽天銀行デビットカードは「JCB」だと支払い100円ごとに1ポイント付与されてお得なので楽天銀行デビットカードのブランドは「JCB」にするのがよいです。
02.ネット証券(楽天証券)
証券口座は生活自体に必須なものでは無いですが、資産形成をする上では必須です。
具体的には「楽天証券」です。
次点で「SBI証券」ですね。
上記以外を選ぶ場合も、口座開設する際は必ずネット証券です。
理由としては以下の通りです。
①手数料が安い
②関連金融サービスとの組合せ付加価値が大きい
③基本手続きはアプリ、WEBで完結する
まあ正直「楽天証券」「SBI証券」以外はネット証券であっても基本的に不要です。
03.クレジットカード(楽天カード)
おすすめはもちろん「楽天カード」です。
ノーマル、ゴールド、プレミアムなどランクがありますが、年会費無料のノーマルで充分です。
クレジットカードについては、使いすぎそうで持つのが怖いという人もいるかと思います。
借金を恐れるという事自体は悪いことではないですが、節約・資産形成においては所有が必須です。
理由は以下の通りです。
①支払いでポイントが付与される
②支払いの手段が増える(通信障害などでバーコード決済が使えない時の保険)
③現金を持ち歩かなくて良い
④WEBサービスで決済方法がクレジットカードのみの場合がある
なお、楽天カードはブランド違いで2枚保有できます。
ブランドによって使えるお店、使えるサービスが違ったりするので最低でも「VISA」「JCB」の2種類のブランドは欲しいところです。
ですが、クレジットカードは1枚あれば十分です。
ブランド違いは以下のように「楽天銀行デビッドカード」と合わせて持つのがおすすめです。
・楽天カード「VISA」ブランド
・楽天銀行デビッドカード「JCB」ブランド
04.共通ポイント(楽天ポイント)
具体的なおすすめは「楽天ポイント」です。
他にDポイント、Vポイント(旧:Tポイント)、Pontaポイントがありますが、ここまで楽天のサービスで統一しておすすめしているので、ここまでのおすすめ通りにサービスを使用するなら楽天ポイント以外は一応持っておく程度の併用でもいいですが、ポイントはどれか一種類に絞った方が貯まりやすいので楽天ポイント以外一切持たないという選択もありです。
05.家計簿アプリ(マネーフォワードME)
ここまで楽天のサービスで統一しているので楽天銀行で口座を作ると無料で利用できる資産管理サービス「楽天マネーサポート」をおすすめしたいところなのですがまだ日が浅いサービスなので、いまのところは「マネーフォワード ME」をおすすめします。
マネーフォワードMEは無料ユーザだと連携口座数が4つまでですが、今回おすすめしている銀行口座、証券口座、クレジットカードをメインで使用するならば、以下の3つが連携されていれば十分なので、連携口座数は3つでこと足ります。
【連携する口座】
・ネット銀行(楽天銀行)
・ネット証券(楽天証券)
・クレジットカード(楽天カード)
ただ、マネーフォワードMEは無料ユーザの連携口座数が4つは、改悪された結果の連携数なので、今後の改悪に備える意味で「楽天マネーサポート」も並行して使うのも良いです。
過去のマネーフォワードMEの改悪内容と対応案については以下に記載しています。
家計簿サービス「マネーフォワード」無料会員の金融関連サービス連携上限が10件→4件に削減される変更への対応
06.バーコード決済(楽天ペイ)
バーコード決済最大手は「PayPay」ですが、楽天経済圏で生きるなら「楽天ペイ」がおすすめです。
ネット銀行の項でも書きましたが、以前は税金などの支払いにおいては口座引き落としに指定可能な金融機関が地銀、ゆうちょ銀行、メガバンクのみであることが多かったですが(クレジットカードも使えたがシステム使用料という手数料がとられた)、最近はバーコード決済で支払うことができるようになったので、より必須度が増しました。
なお、チャージに際しては楽天キャッシュ経由でポイント還元率が良くなりますが、楽天カードから直接使うで良いと思います。一度チャージしてしまうと換金ができないのがネックだからです。ただこれは僕個人の好みなので、どうせ使うんだから別にいいという方はチャージしてしまって良いと思います。
07.安価な通信サービス(楽天モバイル)
東京以外なら「楽天モバイル」。
東京なら「楽天モバイル」または「格安SIM(HISモバイル、IIJ mio等々)」
「楽天モバイル」については、大手3キャリア(「Docomo」「ソフトバンク」「au」)に比べて回線の安定度に不安がある方もいるかと思いますが、僕自身は2年ほど「楽天モバイル」を使っていますが特に不便は無い印象です。
まず、僕が現在住んでいる所は「地方都市」ですが、まったく問題なく使えています。
次にコミティアの参加で東京、大阪と行きましたが結果としては以下です。
東京・・・ビル内などで時たまネットが切れる事があった。
大阪・・・問題なく使える。
料金プランがシンプルで且つ安い「楽天モバイル」一択でおすすめしたいところなので、東京でも問題なく使えるといいたいのですが、ビルの中などでたまにネットが途切れる時がありました。
とはいえすぐに再接続したので不便を感じたかといわれるとそこまで不便は無かったです。
また直近で東京にいった2025年2月22日時点の話なので、今後改善されるかと思います。
自宅のパソコンでインターネットをするという人でも、重いネットゲームをするというのでもなければ、自宅回線無しで楽天モバイルからテザリングで対応すると固定回線代が浮くのでテザリングも検討の価値はあります。
光回線は一回楽天モバイルで試してみてどうしても無理そうなら別途契約してみるといいです。
08.NISA(小額投資非課税制度)
資産形成において投資は必須ですが、投資をするならNISA(小額投資非課税制度)口座の利用も必須です。
詳細は金融庁のページ「NISAを知る」にて説明されているのでここでは割愛しますが、ざっくり言うと投資の運用益については金融所得課税として20.315%の税金がかかりますが、NISA口座で運用した投資の利益は非課税になります。しかも恒久的に。
証券口座(楽天証券)を開いたら、同時にNISA口座も開設しましょう。
09.投資信託(楽天オルカン)
資産形成において投資は必須ですが、基本的に購入する金融商品は投資信託だけで良いです。
過去の記事(J-REITを複数保有で毎月分配金を得る方法)において書いている通り、僕個人は個別JーREITを保有していますが今となっては人には勧めていません。
個別JーREITで個人的に一番のデメリットは、決算の度に運用報告書が「紙媒体」で!郵送されてくることです。僕の場合、毎月分配金が発生するよう保有しているので毎月郵便物が送られてくるのが非常に鬱陶しいと感じるようになりました。また、価格の変動は割と激しいのでこれから始める人は投資信託一本でおすすめしています。
万人には勧めないというだけで、ダメというつもりはないですが。
投資信託で購入する商品の候補は以下の2商品のみです。
・「楽天・プラス・オールカントリー株式インデックス・ファンド」(以降、楽天オルカン)
・「楽天・プラス・S&P500インデックス・ファンド」(以降、楽天SP500)
上記いずれか一方を選んだら、選んだほうの商品だけを「NISA口座で!」毎月10万づつ(10万でなくとも月数万でも無理のない範囲で)楽天カードで積み立て設定してあとは放置です。運用状況については1カ月に1回資産推移をみるくらいでいいです。
「楽天オルカン」と「楽天SP500」とどっちがいい?みたいな話が良く出ますが、投資をしないことに比べれば商品はどっちでもいいと思います。
個人的には全世界分散の「楽天オルカン」をおすすめしていますが、どちらにするかは個人の好みです。
10.Amazonプライム
サブスクに関しては少なければ少ない程、資産形成にはプラスになります。
もし契約できるサブスクが一個だけしか選べないとしたら「Amazonプライム」一択です。
プライムの見放題対象の動画だけでも十分楽しめますが、Prime Readingで無料で読める本もたくさんあります。
次点でアニメを一杯見たい人は「Dアニメストア」です。
上記と無料のTverなどを併用すれば、娯楽に関してはこと足ります。
動画サービスについては過去記事「テレビなしで生活 – テレビの代わりに使う動画サービス –」で記載しました。
おわりに
今回紹介したサービス、制度、商品は節約・資産運用するすべての人に必須となるものです。
最近ではサービス内容の変更や、還元率の変更で改悪になるケースが多いですが、改悪されたとしても全く使っていないよりは使っている方が圧倒的にお得なので使わない手は無いです。
もうまもなく4月になるのでまだ利用していないサービスがあれば新生活を始めるタイミングではじめてみてはどうでしょう。
ではまた!