モバイルSuicaで東海道新幹線に乗る方法

現在僕は千葉在住ですが実家が岐阜の為、帰省する際はJR総武線・総武快速で東京駅まで乗って東京駅で東海道新幹線に乗り換えています。

この場合、東京駅で乗車情報を一度清算する必要があります。カード式Suicaならこの操作が自動券売機で出来ました。
ですが、モバイルSuicaだと自動券売機がモバイルSuicaに対応してなかった為、一度窓口に行って窓口の端末で東京駅までの乗車情報を清算してもらわないといけませんでした。

大体帰省する時は、お盆休みや年末年始で混雑するタイミングなので、毎回窓口に並んでいて非常に時間がもったいないと感じていました。
そこで、モバイルSuicaで新幹線の改札も通れないのかなと思ってちょっと調べたら「EXサービス」というものに登録すればJR在来線で東京駅まで来てから、モバイルSuicaでそのまま東海道新幹線に乗り継げることが分かりました。

今回は、新幹線で帰省した際に実際に登録して利用したのでその記録から手順を起こしました。

CONTENTS

  1. 概要と流れ
    1. 概要
    2. サービス利用の流れ
  2. ユーザ情報の登録
  3. アプリの登録
  4. チケット購入方法
  5. モバイルSuicaで新幹線に乗車
  6. おわりに

1.概要と流れ

1-1. 概要

EXサービスとは

EXサービスというのは「東海道・山陽新幹線ネット予約&チケットレス乗車サービス」の事で、以下2つのサービスの総称です。
①スマートEX
②エクスプレス予約(※EX予約)

公式ページではエクスプレス予約の方がお得な価格で乗れます!ってことなんですけど、エクスプレス予約は年間会員費がかかって、スマートEXは年会費無料ってことだったので、とりあえず「スマートEX」を登録しました。

利用頻度が年1回とか少ないなら「スマートEX」
利用頻度が年2~3回以上とか多いなら「エクスプレス予約」

ということでいいんじゃないかなと思います。

詳しい違いは、JR東海のサイト『「スマートEX」と「エクスプレス予約」のサービス比較』で説明されています。
このページで「交通系ICカード」という書き方をしており、モバイルSuicaに関する記述が無く、詳細まで見ていかないと分からなかったんですが、どちらもモバイルSuicaで利用できます。
個人的にはモバイルSuicaで利用出来るのかが一番きになってたとこだったのに、なかなか書いて無くてとまどいました・・・「交通系ICカード」っていうのが「モバイルSuica」も含むってことなんでしょうけど。

EXサービスの対象エリア

JR東海とJR西日本が管轄しているエリアの新幹線ということなので以下の2路線が対象です。
①東海道新幹線(JR東海)
②山陽新幹線(JR西日本)

JR東日本、JR九州、JR北海道が管轄している以下のエリアは当サービスの対象外ということみたいです。
[JR東日本]
 ①上越新幹線
 ②北陸新幹線
 ③東北新幹線
 ④山形新幹線
 ⑤秋田新幹線
[JR九州]
 ⑥九州新幹線
[JR北海道]
 ⑦北海道新幹線

JR東日本のエリアだと「タッチでGo!新幹線」とか「えきねっと 新幹線eチケット」でモバイルSuicaが利用できるようです。
新幹線の乗車サービスって色々あってややこしいですね・・・。

実施時の各種情報

  • ユーザ登録時
    • パソコンでWEBから登録
  • モバイルSuica端末
    • iPhone7
  • 登録したサービス
    • スマートEX
  • チケットの購入
    • iPhoneアプリ「EXアプリ」から購入
  • 利用した行程
    • 千葉県からJR総武線(市川駅でJR総武快速に乗換)で東京駅まで乗車
    • 東京駅から東海道新幹線で岐阜羽島駅まで乗車。


1-2. サービス利用の流れ

モバイルSuicaで東海道新幹線に乗車するまでの流れは以下の通りです。

①EXサービス「スマートEX」にユーザ登録
②EXアプリのダウンロード
③EXアプリ側に「スマートEX」のユーザ情報を紐付ける
④EXアプリでチケットの購入
⑤改札でモバイルSuicaをタッチして入場
⑥新幹線乗車!

「④」のチケット購入はEXアプリでなくてもスマートEXのWEB画面でも出来るんですが、スマホで登録できるようになっておいた方が今後、柔軟に対応できるかなと思ったので、今回がEXアプリで行いました。

2.ユーザ情報の登録


(1)スマートEXのサイトにアクセスして、「会員登録」ボタンをクリック。



(2)入会案内画面で「会員登録」ボタンを押下。



(3)メールアドレス入力欄にメールアドレスを入力して「OKメール送信」ボタンをクリック。


(4)入力したメールアドレスに会員登録メールが送信されます。



(5)届いたメールに記載のURLをクリックして登録ページにアクセスします。
今回はパソコンからWEB画面で操作したので【PCをご利用の方】のURLをクリックしました。



(6)会員登録のページでの操作
「スマートEXサービス会員規約」
「JR東海・JR西日本による個人情報の取扱いに関する同意条項」
の内容を確認して「規約及び特約の内容に同意します」のチェックボックスをチェック。
「OK 同意する」ボタンをクリックする。



(7)お客様情報入力の画面に遷移するので、必要な事項を入力します。

  • 氏名
  • フリガナ
  • 生年月日
  • 電話番号

上記まで入力したら「クレジットカード情報入力」ボタンをクリック。



(8)「クレジットカード情報入力」ボタンを押すと別画面「クレジットカード情報入力」画面に遷移します。
ここで、登録するカード情報を入力して「OK 完了」ボタンをクリックします。



(9)登録カード側サイトの認証
今回登録したのは楽天カードなので「楽天e-NAVI」の画面に遷移しクレジットカードに登録しているパスワードの入力が求められました。



(10)クレジットカードの認証が完了するとユーザー情報の入力画面に戻ります。
登録したカード情報が反映されていることを確認したら「交通系ICカード情報入力」ボタンをクリックします。



(11)交通系ICカード情報の入力
交通系ICカード情報入力画面が表示されるので、今回はここにモバイルSuicaの番号を登録します。



(12)登録するモバイルSuicaの番号情報を確認
①モバイルSuicaアプリを立ち上げログインしたら、画面上の券面部分をタッチします。



②Suicaの詳細画面が表示されます。
この画面の「SuicaID番号」欄に表示される”JE”で始まる17桁の番号が、スマートEXユーザ登録画面の「交通系ICカード情報入力」欄に登録する番号となります。



(13)交通系ICカード情報の登録
モバイルSuicaの画面で確認したSuicaID番号を「交通系ICカード情報」欄に入力したら「OK 完了」ボタンをクリックします。



(14)「交通系ICカード情報」の登録が完了するとユーザー情報の入力画面に戻ります。
登録した交通系ICカード情報(SuicaID番号)が反映されていることを確認したら、そのしたの「メールアドレス・メールサービス」の欄を確認します。

登録操作の最初の方でメールアドレスを入力しているので、ここには初期状態でメールアドレスが登録されています。
いずれかの設定をしたい場合は「メール情報入力」ボタンをクリックして、変更操作を行います。

①他にアドレスを追加したい。
②「乗車前の予約確認メール」を希望しない。
③「ご案内メール」を希望しない。

今回は特に変更しなかったのでそのままです。



(15)パスワードの登録
最後にユーザログインの際に使用するパスワードを入力して「OK 確認画面へ」ボタンをクリックします。



(16)確認画面が表示されるので、入力した内容に誤りが無いか確認します。
内容に誤り、問題が無ければ「OK 登録する」ボタンをクリックします。



(17)会員登録完了
これでスマートEXの会員登録(ユーザ登録)は完了です。



(18)会員登録完了メール
会員登録(ユーザ登録)が完了すると、登録時に入力したメールアドレスにメールが届きます。



(19)入力したユーザ情報が正常に登録されたか確認
先程の会員登録(ユーザ登録)完了画面にて「ログイン画面へ」ボタンをクリックします。
閉じてしまった方は、スマートEXのトップ画面に再度アクセスすればよいです。



(20)ログイン画面
登録したパスワードを入力して「簡単ログイン」ボタンをクリックします。



(21)スマートEXのサービス画面が表示されます。
登録したパスワード(ユーザ情報)を入力してログインできることで、入力した情報が正しく登録されていることが確認できました。


3.アプリの登録

スマホアプリが無くてもパソコンWEB画面でチケットの購入はできますが、今回はアプリを利用しました。
僕の端末がiPhoneなのでアプリのダウンロードは「App Store」で行いました。

(1)App Storeでアプリを検索して「EXアプリ」を入手します。
※ダウンロードした時、アプリ名をわかってなかったので「スマートEX」で検索しちゃってますが、ちゃんと検索結果には出てきました。


(2)ダウンロードが完了したら、アプリを立ち上げます。
初回起動時には、利用規約の画面が表示されるので内容を確認しながら画面を下にスクロールします。



(3)利用規約画面を下までスクロールすると「同意する」ボタンが活性化されるのでタップします。



(4)EXアプリにログインする。
ログイン画面が表示されるので「スマートEX」に登録した際の完了画面に表示されていた、会員ID、パスワードを入力して「ログイン」ボタンをタップします。



(5)サービス・会員種類の選択が求められるので該当のサービスをタップします。
今回は「スマートEX」を登録したので「スマートEX会員」をタップしました。



(6)案内文が表示されるので「閉じる」ボタンをタップします。



(7)初回は通知に関してのお知らせが表示されるので「閉じる」ボタンをタップします。



(8)EXアプリにログインが完了しました。




4.チケット購入方法

EXアプリから、チケットを購入した際の記録です。


(1)EXアプリにログイン後の初期画面にて「予約する(条件設定)」のボタンをタップします。



(2)条件設定画面
今回は自由席で乗車したので「自由席」のタブをタップします。



(3)降車駅を選択
降車駅の欄をタップすると駅の一覧が画面下部に表示されるので、目的の駅をタップします。



(4)チケット購入情報確認画面が表示されるので内容を確認し、誤りが無ければ「この内容で予約(購入)する」ボタンをタップします。



(5)チケットの予約(購入)が完了します。



(6)チケットの予約(購入)が完了すると、登録メールアドレスに予約内容情報が送信されます。
これでチケットの購入操作が完了しました。




5.モバイルSuicaで新幹線に乗車

実際に東海道新幹線の自動改札でモバイルSuicaをかざすと、切符が出てくるところから利用票が出力されました。
これを受け取って入場します。

紙面にも書いてありますが、チケットではないので降車駅で自動改札に入れたりする必要はありませんでした。
今回は自由席で乗車したので「自由席」と記載されています。
レシートの代わりみたいな感じですかね。


6.おわりに

実際に使ってみた感想ですが、やっぱりスマホ(モバイルSuica)だけで新幹線に乗り換えられるのは楽でいいですね。
あと実家にはパソコンが無いので、スマホアプリだけでチケットが購入できるのも便利です。

過去に窓口に並んでる間に、乗車時間過ぎちゃって1本後の列車に遅らせたことがありましたが、今後はそんなこともなさそうです。