ミニマリストでなくてもいらないものはちゃんと処分すべき理由

ミニマリストと言う言葉が定義されてからはや数年。随分と定着して少ない持ち物で生活する人が増えてきていますが、その一方で、どうにもものが捨てられないと言う人は変わらずいるようです。

そういった方がここを読んでいるか分かりませんが、いらなくなったものはちゃんと処分した方がいいよ。ということをお伝えするために、いらなくなったものを処分すべき理由と題して考えを書いてみます。

CONTENTS

  1. 処分できない理由
  2. 処分すべきもの
  3. ちゃんと処分して学ぼう
  4. おわりに

1.処分できない理由

ものを手放せない人の理由は、大まかに以下の3点です。

①執着心
②金銭(もったいない)
③物理的に処分がし辛い

処分できない理由、それぞれがどんなものに該当するかもう少し細かく書くと以下のようになります。

①執着心
思い入れがあるとか、なにかしらの思い出があるものはこれに該当します。
ぬいぐるみ、写真、友人から貰ったなにがしとかですね。

②金銭
買う時に支払ったお金が勿体ないという理由で、中でも金額の高かったものが該当します。
また、単純に支払った額だけでなく、ものによっては処分に費用がかかるものもあります。家電リサイクル法に該当するもの(エアコン、テレビ、冷蔵庫、洗濯機)など、お金出して買ったのにまたお金がかかってしまうとなれば、なおのこと処分し辛いですね。

③物理的に処分がし辛い
PCモニター、冷蔵庫、洗濯機、ダイニングテーブルなど大型の家具家電が該当します。「③金銭」の家電リサイクル法に該当するものは大型のものなので、重複して該当しますね。

誰しも経験のありそうな内容なので、どれもイメージは着くと思います。
ただ、何でもかんでも処分すべきとまでは僕も思っていなくて、いらないものをちゃんと選別してから処分する必要があります。

2.処分すべきもの

確実にいらないものは買って失敗したと感じているものはいらないものです。

よく見かける基準としては未使用期間での判定で、1年~2年使ってないものはいらないものと言われていますが、それよりも買って失敗したと感じているものの方が処分すべきものです。

「1.処分できない理由」のうち「①執着心」は失敗とかは感じてないはずなので、確実にいらないものというのは失敗したと感じているけど「②金銭」「③物理的に処分がし辛い」のいずれかに該当する理由で処分できていないものが処分すべきものになります。

例えば、買って失敗だった、使い辛いと思っているけれど、高いお金払ったからなぁと使い続けるのは、精神衛生上よろしくないですし、使い辛いのであれば効率が悪い状態です。

お金を出して買ったものだから、手放すのは勿体ないという気持ちもわかりますが、長い目でみればちゃんと使いやすいものに買い直した方が効率が良いです。


3.ちゃんと処分して学ぼう

物を処分すると言う行為というのは、失敗を認めると言う行為です。
失敗を認めないで使い続けていると、また同じ失敗を繰り返してしまいます。

「1.処分できない理由」で挙げた2点「②金銭」「③物理的に処分がし辛い」理由というのは、そのまま処分するにはさまざまなコストがかかることを物語っています。

①お金
②時間
③体力、労力

このコストは処分することで負う痛みです。
「①お金」に関しては、メルカリで売る、リサイクルショップで売るなどで多少軽減のできる痛みなのですが、結局「②時間」「③体力・労力」は軽減するのが難しいです。
人間は失敗を繰り返すものですが、ちゃんと痛みを負うことで、もうこんな痛みは負いたくない。という気持ちを持ち、同じ失敗を繰り返すこと避けやすくなります。

同じ失敗を繰り返してしまうことの方がよっぽど勿体無いです。

4.おわりに

ミニマリストというのは大雑把に言うと少ないもので生活する人ですが、もう少し詳しく言うと自分にとって必要なものを見極め、必要なものだけを所有して生活するスタイルです。
ですが、はじめから自分にとって必要なものをちゃんと見極めて失敗なくできた人は少ないのじゃないかなと思います。

現に僕も買っては処分してを何度も繰り返しました。
たくさん失敗しました。

今でもたまに、買って失敗だったなぁとなる時はありますが、処分にかかるコストの中で「時間」「体力、労力」というのはかなり負担なので「物理的に処分がし辛い」というものを買ってしまうことは全くなくなりました。

その経験から言えることは「物理的に処分がし辛い」ものを買うときは特に注意するようにしてみてくださいということです。

以上になります。