【節約】2年間で500万貯めた方法

2015年初頭。当時、僕の貯蓄額は20万程度でした。
これではいけないと思い節約を真剣に考え、支出を改善してから2年間で500万を貯めました。
その時の経緯と方法について書いてみます。

あくまで僕の場合なので、この方法ですべての人が2年で500万円貯まるとは限りません。
むしろ人によっては2年もあればもっと貯められるという可能性もあります。
収入とかいろいろ状況は様々なので参考程度に考えてください。


1.はじめに

昔の日記をみていたら、節約・投資をし始めた2015年頃の日記がでてきたので今回はその情報を基にお金を貯める方法としてまとめてみました。

まず最初に、当時の僕がやったことをまとめると以下のことを行っていました。
・家計簿アプリ(マネーフォワード)を使う。
・携帯電話のSIMを格安SIMに変更する。
・自宅ネット回線をモバイルwifiに変更する。
・無駄に契約してたものを解約する。
・買い物はスーパー(西友)でする。
・コンビニを使わない。
・飲み物は缶やペットボトルをやめて水筒持参する。
・飲酒を減らす。
・ポイントは一種類(楽天ポイント)に絞ってちゃんと活用する。
・ポイントサイト(モッピー、ハピタス)の活用する。
・アンケートサイト(マクロミル、楽天インサイト)の活用する。
・口座振替していたものをクレジットカード払いに変更する。
・ネット銀行の口座開設する。
・ネット証券の口座開設して投資をする。

2015年当時の日記がもとになっているので、現在(2025年)とは状況の違うものもあるかもしれませんが僕としてはいま読んでも有効な内容だと感じました。

というか社会人なりたての自分に教えたいですね。




2.経緯

冒頭に書いた通り、2015年の初頭。僕は貯蓄額は20万円程度しかありませんでした。
僕自身はミニマリスト気質であるのは学生時代からなので物自体はそんなに持っていないですし買ってもいないはずなのですが、お金は貯まっていなかったです。

そんな状況で節約を始めた理由は2つありました。

①ずっと同じように働き続けられるという保証がない。
当時は既に20代後半。
最近疲れがなかなか取れないなぁといった些細な思いから、若い頃のような働き方をこれからもずっと続けられるわけがないと感じました。けれど、もしいま働くのを辞めたら、または働けなくなったとしたら1ヶ月の生活費程度しか貯金がない。
もう少し真剣に節約を考えた方がいいんじゃないかと思ったのが理由の一つです。

②投資を始めて、毎月の投資額を捻出したかった。
証券システムの銘柄マスタチームに参画し始めた時期でした。
そこで初めて投資信託を知ったことがきっかけで投資に興味を持ち、投資信託の積立をはじめることを考えましたが積立投資をするにしても当時の月の収支状況ではせいぜい2~3万。
これではあまりにも少ないと感じたのが、もう一つの理由です。




3.基本情報

当時の僕の基本情報になります。

  年齢      20代後半
  給与      約30万(手取り)※残業代除く
  賞与      なし
  雇用形態 契約社員

新卒で一番最初に入社した時の会社は、残業代無しの手取りで月18万程度だったことを考えると給与に関しては、少なくは無いかもしれません。
ただ、高給取りというほどでもない金額です。
賞与(ボーナス)も無いですし。




4.まずやったこと

4-1.収支把握

・通帳で現時点での月の収入と支出を把握
・家計簿アプリ(マネーフォワード)の登録

4-2.固定費の見直し

[ 通信費 ]
・携帯電話のSIMを格安SIMにする。
 当時のSIM変遷は以下の通り。

 ①docomo(おおよそ6000円)
   ↓
 ②格安SIM(OCN-モバイルONE)の通話SIM(おおよそ2000円)
   ↓
 ③格安SIM(FleeTel)データ通信SIM(10円)

・ネット回線を安いものにする。
 Jcom(6000円)→モバイルwifi(4800円)


[ 無駄に契約してたものを解約 ]
・ジムの契約(月10,834円)
・NHK(月1,275円)
・ウォーターサーバ(月2400円)
・保険(月12,000円)

4-3.変動費の見直し

[食費]
・コンビニ弁当、スーパーの弁当を止めて自炊する
・コンビニの利用回数を減らして、スーパー(西友)で買うようにする。
 同時に夕食に弁当を買うのをやめて自炊にしました。

[飲み物]
・初期
 ①西友で400mlボトル缶(蓋つき)コーヒーの一番安いやつを1本を買う。
 ②平日午前中で半分飲む、午後は給湯室で半分残ったコーヒーに水を足して午後に飲む。
 ③仕事が終わったら退勤時に飲み干したコーヒーの缶を捨てる。
 ④翌日以降繰り返す。

・中期
 ①西友で400mlボトル缶(蓋つき)コーヒーの一番安いやつを1本と、1リットルのペットボトルコーヒーを買う。
 ③平日午前中で半分飲む、午後は給湯室で半分残ったコーヒーに水を足して午後に飲む。
 ④1日終わって帰宅したら、飲み干した缶コーヒーを洗って1リットルのペットボトルコーヒーから洗った缶にコーヒーを継ぐ。
 ⑤翌日以降、金曜日まで繰り返す。
 ⑥金曜の夜は、退勤時に飲み干したコーヒーの缶を捨てる。
 ⑦日曜日にまた、同じペットボトルコーヒーと缶コーヒーを買う。
 ⑧以降繰返し。

・後期
 ①水筒とインスタントコーヒー「UCC クラスONE」(水で溶けるインスタントコーヒー)を買う。
 ②水筒にインスタントコーヒーで、コーヒーを作って会社に持参する。

[お酒]
・飲酒の頻度を減らす。
毎日ではないけど、週に2回くらいは飲んでたし、コンビニでアサヒスーパードライの500ml缶を買っていた。
それを週に一回、金曜日の夜に安い第3のビール(ビール風味の発泡アルコール飲料)350ml缶を仕事帰りにスーパー(西友)で一本だけ買って飲む。

4-4.その他

・ポイントカード
貯めるポイントを一つ(楽天ポイント)に絞って、ポイントはちゃんと使う。

ポイントがつくところでも結構カード提示するのが面倒でやってなくて、ポイント自体も有効期間とか気にしてなかったりので、失効することが度々あった。
一つに絞ったポイントカード(楽天ポイントカード)以外はどうせ使わないから捨てた。

・ポイントサイトの活用
モッピーやハピタスを利用して、FX口座、証券口座、銀行口座等の口座開設によるポイント取得した。
1度しか使えない手段だけれど、とりあえず6万円くらいは得られた。

・アンケートサイトの登録
マクロミル、楽天インサイトでアンケート回答していた。

・決済方法の変更
クレジットカード(楽天カード)を発行する。
口座振替からクレジットカード払いに変更する。

当時の僕はクレジットカードを持っていなかったのでこの時に契約した。

・投資
ネット証券で口座の開設
 SBI証券
 楽天証券

・ネット銀行で口座の開設
 住信SBIネット銀行
 楽天銀行

・改善後の想定収支を試算
節約実践前(節約を始めた一番最初の月のはじめ)に改善後の想定最低支出を試算する。
あくまで想定なので夢物語レベルの最低支出を試算します。

・改善後の想定収支と実績収支の乖離を分析
実践前に想定した最低支出と、実践後3ヶ月間の実績収支を各カテゴリごとで比較し想定と実績で乖離しているものが何かを把握する。
想定支出より実績収支が超えているカテゴリがなぜ超えているのかをみて、まだ改善できるものが無いか検討する。


▲やらなかった改善
・電気業者の切り替え
  建物全体で契約している為、変更できなかった。




5.改善後の収支

本来ならどれだけ何が改善できたか把握するためにも改善前と改善後の情報が必要なのですが、改善前は家計簿をつけていなかったので改善後の収支情報のみになります。
ただ少なくとも月の収入額は残業が多かった月を除けばあまり変わっていません。

これは2年の間で中央値あたりの収支だった月から記載しました。
 収入額    308,407円
 支出額    139,890円(※)
 収支額    168,517円
※家賃、光熱費、食費、通信費など自分で払っているもの全ての月間支出です。

節約し始めた最初の頃より少しずつ支出額が減っていったので後半は月の支出が80,000円台になっていました。
家賃はずっと60,000円のままでしたが、食費は最終的に月3000円~4000円あたりを推移していました。



6.おわりに

ここからは当時(2年間節約した後の2017年頃)の僕が日記に書いていた所感です。口語体だったので少し文章は直してますが。

– – – – –
振り返ると100万を超えたあたりでモチベーションがあがって節約が捗り始めたので、まず100万を貯めるというのはボーダーラインだと考えられます。
桁が上がるとやる気も上がるという事のようです。

2年間で500万が少ないと感じるか、多いと感じるかはひとそれぞれでしょうけれど、少なくとも僕の場合は改善する前だと全く貯蓄ができていなかった(20万しかなかった)ので、2年継続して500万貯まった時の僕は「頑張ったものだ。やればできるものだな」と思いました。

この2年間、給与は変わってないので元々これだけ貯めることが出来る収入を得ていたという発見もありました。

節約というのは、試行と思考によって身につく技術です。

現在ある技術はおしなべて過去からの技術の伝承です。
つまり、本来伝えることが出来るものですが、実際にはなかなか伝わっていません。理由は伝える際の具体化不足だと思います。

お金の貯められてない人にただ「節約しなさいよ。」と説いても、そうそう貯められるようになるものでは無いです。
最初はより具体的な手順レベルからアドバイスしないと節約できません。

「節約しなさいよ。」よりもう少し具体的なアドバイスとして「自炊すればお金なんて溜まるよ。」というのもあります。

これで実際に節約出来る人もいますが、そうじゃない人も少なくないと思います。
だってよく聞くアドバイスだけれど、これを言われただけでお金貯められるようになるならお金貯められてる人がもっといるはずです。

自炊をするのであればなんの料理を作るのか。

例えば・・・

こんな料理を作ると安いからお金が貯まるよ。

①西友で1丁38円の豆腐と、30パック入り190円の鰹節と、10キロ2000円の無洗米と、楽天市場で2リットル1900円の鯛だしを買う。こんな料理を作ると安いからお金が貯まるよ。
②ホットデシュラン(ひとり用の炊飯器)を使って、ご飯を炊きながら、豆腐を温める
③ご飯が炊けたら、炊飯機の釜をそのままどんぶりとしてそこに鰹節と豆腐を入れて、水で希釈した鯛だしをいれてかき混ぜる。
④この手順で作った豆腐ぶっかけご飯を夕食とする。

上記の例は、かなり極端な貧乏めしなので、そこまでしたくないってい人が多いかもしれませんが。
ここまで具体的にアドバイスして、初めて実践できる人もいます。

イチから自分用の方法を作るというのは難しいので、最初は人を真似するのがいいです。
具体的なアドバイスをもとに実践しつつ、合わないところは自分用にカスタマイズしていけばいいと思います。
– – – –

ここまでが当時の僕が日記に書いていた所感です。
西友の1丁38円の豆腐、10キロ2000円の無洗米とかの金額が、物価の上がった今からすると懐かしいです。

また、節約・投資自体は2025年現在も継続していますが、この当時程ではないです。
今思うとほぼ修行僧でした。この期間は友人にもあまり会ってなかったので仕事と節約と投資しかしてませんでしたね。

あまり極端な節約は長続きしないという意見はよくみます。
2年を短期というか、長期というかはわかりませんがここで一気にお金を貯めて投資していたおかげで、コロナショック後の右肩上がりにのれたので、一度極限まで節約して一気に大き目の資産を一回作っておくのも悪くないんじゃないかなと考えます。

短期集中で一気に貯めてから少しずつ無理なく続けられそうな節約レベルまで緩めていって丁度いいところの節約レベルになったら、その節約レベルを継続していくというのもひとつの方法なのではないでしょうか。

正直、物価はあがってしまった今現在ですが、2015年当時では一般的ではなかったバーコード決済や、そもそも当時はまだ無かった楽天モバイルなどがいまはあるので、環境としては節約はしやすくなっている面もあるように感じます。

お国様に不満はいろいろあるとは思うし言ってもいいけど、まずは自分で出来ることは始めたほうがいいと思います。

といったところで今回は以上です。
参考になれば幸いです。

それでは!



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