【漫画】えびがわ町の妖怪カフェ 【感想と岐阜要素】

こちら(【岐阜県】アニメ・漫画一覧)の記事からの派生。重複する部分もあるけど、もう少し詳細を書いていこうと思います。

CONTENTS

  1. 概要
  2. 内容
  3. 岐阜要素
  4. 感想

1.概要

えびがわ町の妖怪カフェ

作者は『上田 信舟』(うえだ しんしゅう)さんです。揖斐生まれで、父は大垣出身、母は揖斐出身という、岐阜遺伝子を受け継ぐ方。ただ転勤族だったとのことで、純粋な岐阜育ちでは無いようです。

現在連載中で、既刊は4巻です。まだ巻数も少ないので大体1時間30分ぐらいで読めます。

2.内容

妖怪が見えてしまう『高梨 まな』(たかなし まな)は夏休みの間、えびがわ町でカフェを営む叔父の『高梨 佐吉』(たかなし さきち)の元に預けられる事になる。妖怪が見えることに理解のある佐吉(妖怪はみえないが、特殊な櫛越しで見ることができる)の元で、まなは地域の妖怪と交流や、佐吉の料理を食べたり、時には一緒に料理したりしていくうちに、町と人に妖怪に馴染んで行く。。。

3.岐阜要素

舞台となるえびがわ町は、岐阜県揖斐郡揖斐川町をモデルとしており、実際の風景が多数登場します。

また、メインキャラの一人、主人公の叔父である『高梨 佐吉』(たかなし さきち)をはじめ、近隣住民が岐阜弁を使用しており、岐阜要素は高いです。

①方言

舞台が揖斐川町ということで、東京から来た高梨まな以外の人。まなの叔父、高梨佐吉はもちろん、近隣住民から登場する妖怪まで皆んな方言で会話します。

揖斐郡揖斐川町は西濃地域に位置しており、大垣の少し北あたり。そのため、『高梨 佐吉』の使用する方言は岐阜弁 西濃verとなっており、【WEBアニメ】いつか会えるキミにで紹介した大垣市を舞台としたアニメの主人公『あん』が使用する方言に近いです。ただ、大垣市より田舎である事、佐吉が比較的高年齢(※)である事からか『あん』より方言が濃いめです。

例えば、まかせときんさい。などの〜しんさい。の語尾は割と高齢の方が使う印象です。

※作中で佐吉の年齢は明言されていませんが『高梨 まな』の父親が37歳くらいであることに「まだ若いんやな」と発言していることから、37歳以上から40歳前半くらいかもしれません。

②登場地域

揖斐川町

一番多く登場するのは、揖斐川町です。第1巻、第1話冒頭で『高梨まな』が降り立つ駅は、養老線の終点『揖斐駅』です。第2巻、第8話で、駅名表示盤のEBIの下に隣駅がMINO HONKOと書かれており美濃本郷(みのほんごう)駅の事と思われます。

大垣市

第3巻、第17話『大人の女』で、大垣にいく話があり、大垣城、芭蕉の句碑を見て回るシーンがあります。

養老町

第4巻、第21話『養老の滝』では、サブタイトルの通り養老の滝を見に行くはなしで実際の養老の滝が登場します。

4.感想

妖怪が出て来る以外は、日常お料理漫画といったところでしょうか。佐吉の過去にはちょっと影がある感じですが、出てくる妖怪は皆んな明るく気さくないいやつばっかりで、作品全体のほんわかほのぼの加減に馴染んでます。
緑豊かな風景と、小さな女の子とおじさんののんびりな日常に癒されることうけあいです。
また、地域の風習や言い伝えのうんちくも見られるので、そういった話が好きな方も楽しめそうです。

現在連載中なので佐吉の過去やら、まだ登場してない高梨まなの母親やら、続きがきになるなぁ。

気になった方は、以下のサイトで無料試し読みが出来ます。

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