今の時代はインターネットのおかげで、便利なショートカットキーは検索すればすぐに知ることができます。けれども、windowsやMS-Office、chromeなどのみんなが普段使うOS、ソフトウェアのものはすぐ出てきますが、仕事などでマイナーなソフトウェアを使うことになった時、ネットで検索しても知りたい情報が出ない場合もあります。
今回は、そんな時に自分でショートカットキーを探す方法を解説していきます。
CONTENTS
1. マイナーなソフトウェア例「外字エディタ」
マイナーなソフトとして「外字エディタ」を例に解説します。
Windows標準のソフトで名前はメジャーだけど、使う人はあまりいないんじゃないかなということで選択しました。
外字エディタというのは「MSゴシック」などの通常のフォントに存在しない漢字や文字、旧字体よりも使用頻度の低い第3水準以下の漢字も大体は存在しているのですが、それらよりも更に特に特殊な漢字などを登録するソフトなのですが、ここではショートカットキーについての解説なので詳細は割愛します。
「Windowsボタン+Rボタン」で「ファイル名を指定して実行」を開き「eudcedit」と入力して外字エディタを起動します。
外字エディタが起動したら、メニューの「編集(E)」をクリックして操作の一覧を表示します。
各操作の右を見てみると「Ctrl+~」と書いてあります。これがそのままショートカットキーです。こういった表示はソフトウェアを使い安くするため、大体のソフトウェアに用意されています。
ここで示した例だと「切り取り」「コピー」「貼り付け」などは様々なソフトで共通で存在する機能なので、どのソフトも概ねこの組み合わせが割り当てられています。
この中だと「コードの選択(S)…」などは、外字エディタ特有なので「Ctrl+O」というあまり見慣れないショートカットーキーです。
2. 他のソフトウェアでの例
先程はマイナーなソフトでもショートカットキーを探せるということを示すために「外字エディタ」を例として挙げましたが他のソフトウェア等でも探すことが出来るか、いくつか見てみます。
2-1. Windowsエクスプローラー
メニューに表示されている「新しいフォルダー」アイコンの上にカーソルを置くと機能の詳細が表示されます。ここの「Ctrl+Shift+N」がこの機能に割り当てられているショートカットキーです。
逆にショートカットキーが存在しない機能には以下のように機能の詳細のみが表示されます。
2-2. サクラエディタ
サクラエディタでも同様に表示されますが、よく使うショートカットキーである「コピー」「切り取り」「貼り付け」が「Ctrl」を組み合わせたショートカットキーの表示になっていません。ですが、よくある「Ctrl+~」の組み合わせでも機能します。
これは、サクラエディタの場合、各機能のショートカットキーを変更することができるのですが、そのデフォルト設定にメジャーな組み合わせである「コピー:Ctrl+C」「切り取り:Ctrl+X」「貼り付け:Ctrl+V」が登録されているためです。
折角なので設定を確認してみて、実際にショートカットキーが割り当てられているのか見てみます。
①「設定(O)」をクリックしてメニューリストを表示し、その中の「共通設定(C)…」をクリックします。(ここにもショートカットキーが割り当てられています)
②「共通設定」画面が開いたら「キー割り当て」タブを選択し、画面中央にある「Ctrl」のチェックボックスをチェックします。
③「Ctrl」キーと組み合わせのショートカット一覧が「キー(Y)」エリアに表示されるので、「Ctrl+C」を選択してみると「キーに割り当てらている機能」に「コピー」が登録されているのが分かります。
他の「切り取り」「貼り付け」も同様に登録されているために、ショートカットキーとして機能しています。当然、ここで設定を「解除」したら機能しなくなります。
2-3. Chrome
先日ヘルプからショートカットキーの一覧を見ることが出来ることは紹介(Chromeのショートカットキー一覧を見る方法)しましたが、Chromeも同様に各機能の横にショートカットキーが記載されていることがわかります。
3. まとめ
今回は、マイナーなソフトの例として外字エディタ。
そのほかメジャーなものではありますがWindowsエクスプローラー、サクラエディタ、Chromeで紹介しましたが、これ以外のソフトウェアでも同様にショートカットキーを探せます。
これを知っておくと、仕事でこれまで使ったことないソフト、初めて触るソフトでも同様にショートカットキーを探して作業効率を上げることが出来ると思います。
基本的にはネットで検索すればすぐわかるということもありますが、ネット環境が無い作業場(滅多にないと思いますが)で「あの機能のショートカットキーなんだったかな?」となった時にも活用できます。