今回はWEBページの表データを保存する拡張機能「Table Capture」の紹介です。
1.はじめに
WEBサイトの表からデータを取得したい時、カーソルでコピーしてテキスト保存することもできますが不要な列もコピーされてしまいます。
例えばカーソル選択でコピーする場合、一部の列が必要なくても以下画像のようにカーソル選択で一旦全項目を選択してコピーする必要があります。

不要な項目は一回コピーしてからテキストエディタやExcelにデータを貼ってから列削除といった操作を行うので、少し手間です。
Chromeの拡張機能「Table Capture」では、コピーの際に不要な列項目の除外ができます。
また指定した行も除外できます。
「Table Capture」は、CSV出力やExcelファイルでの出力機能もありますが有料機能となっていますが今回紹介する機能は無料で使える範囲になっています。
2.「Table Capture」のインストール
①Chromeで「Chromeウェブストア」を開く
Chromeを開いたら以下の操作で「Chromeウェブストア」を開きます。
1.メニューを開く
2.「拡張機能」を選択します。
3.「Chromeウェブストアにアクセス」を選択します。

②「Chromeウェブストア」が開いたら「Table Capture」を検索します。

③検索結果から「Table Capture」を選択します。

④「Chromeに追加」を押して、拡張機能のインストールを開始します。

⑤「拡張機能を追加」を押して、拡張機能をインストールします。

「Welcomページ」が表示されたら「Table Capture」のインストールは完了です。

⑥インストールが完了したらTable Captureをピン留めします。

3.使い方
使い方としては以下の3種類があります。
①表をそのままコピー
②不要な列を削除してコピー
③不要な行を削除してコピー
3-1.コピーまでの共通の操作
コピーの仕方は3種類ありますが、途中までは共通の操作となります。
①Chromeブラウザでコピーしたい表のあるページを開いて拡張機能の「Table Capture」を起動する

②「Table Capture」が起動すると、ページ内に存在する表が一覧で表示されます。

③表の一覧からデータにカーソルを合わせると、ページも選択したデータに対応する表にフォーカスがあたります。

ここまでが共通の操作で事項以降はコピーの仕方を選択します。
3-2.表のデータをそのままコピー
①コピーしたい表データのクリップボードコピーボタンをクリックします。

②コピーしたらテキストエディタや、Excelなどデータを貼りたいソフトを開いて貼り付けて使います。

3-3.不要な列を削除してコピー
①「table capture」を起動し、データを取得したい表のオプションを表示する。

②オプション画面が開いたら、表データを編集するボタンをクリックする。

③表データ編集画面が開いたら、削除したい列(不要な列)をクリックして選択状態にする。
今回は「銘柄区分」と「運用資産区分」を選択します。

④削除したい列を選択したら「Delete columns」ボタンをクリックして削除します。

表データの部分から選択していた列が削除されて、残った表データが表示されます

⑤削除したい項目が表データ上から消えているのを確認したら、クリップボードにコピーするボタンをクリックしてコピーします。

⑥コピーが正常に実行されると「Table copied」のメッセージが画面に表示されます。

⑦テキストエディタやExcelを開いてコピーしたデータを貼り付けて使います。

データを貼り付けると、削除した列を除いた表データが張り付けられていることが確認できます。
3-4.不要な行を削除してコピー
①「table capture」を起動し、データを取得したい表のオプションを表示する。

②オプション画面が開いたら、表データを編集するボタンをクリックする。

③表データ編集画面が開いたら、削除したい行(不要な行)をクリックして選択状態にする。
今回は「銘柄コード」が「2989」と「9281」の行を選択します。

④削除したい行を選択したら「Delete rows」ボタンをクリックして削除します。

表データの部分から選択していた行が削除されて、残った表データが表示されます。

⑤削除したい行が表データ上から消えているのを確認したら、クリップボードにコピーするボタンをクリックしてコピーします。

⑥コピーが正常に実行されると「Table copied」のメッセージが画面に表示されます。

⑦テキストエディタやExcelを開いてコピーしたデータを貼り付けて使います。

データを貼り付けると、削除した行を除いた表データが張り付けられていることが確認できます。
4.おわりに
今回はChromeに拡張を追加しなければいけないので、自宅のパソコンでしか使えないかもしれません。現場にもよりますが、基本は職場の個人パソコンに勝手にソフトをインストールはできない事が多いので。職場ではおとなしくカーソル選択コピーと、Excelでなんとかするしかないですね。
まあ、仕事でWEBページの表データをコピーする機会もあんまりないかもですが。
ではまた!