【Windows】パソコン上でのメモを1ファイルにまとめて管理する考え方・記述方法

いつもお世話になっております。
RfromL.comです。

今回はパソコン上でのメモについてです。

ツールのご紹介ではなく、テキストファイルでメモする情報を管理する考え方・記述方法に関する内容です。

結論としてはメモする内容のカテゴリ毎にファイルを分けるより、メモ用のテキストファイルを1ファイルだけ作成して全てのメモをそこに追記していくと、メモしたことを再利用しやすいよ!というご提案となっております。

CONTENTS

1.概要
2.使用するエディタ
3.メモファイルの設定
4.メモファイル内の書き方
5.利用方法
6.おわりに


1.概要

現場で作業してるといろんな情報が飛び交います。
業務用語、ファイルID、作業の予定日時、、、etc…もう様々です。
こういった情報をノートでも、パソコン上でもメモを残すことが多いのですが、一度メモした内容をあとで見たい時、ファイルを分けているとファイルをどこに置くか、カテゴリごとにわけておくか、ファイルを分けて置いておいたらどこにおいたか分からなくなったなど、折角メモした情報にアクセスし辛くなったりすることがあります。

そんな経験をしているうちに「情報が残してあっても残した情報にアクセスできなかったら意味ないな」と思ったことがきっかけで、色々考えた結果「これ、ファイル一個に全部まとめておいた方が、あとで情報にアクセスしやすいんじゃないか?」という今回紹介する方法にいきつきました。



2.使用するエディタ

この記事内で説明する際に使用しているエディタはサクラエディタを使用しています。

サクラエディタについては以下の記事で紹介しています。
サクラエディタのインストール手順
サクラエディタのおすすめ設定
インストール不要のソフトウェアを環境変数にPath登録して「ファイル名を指定して実行」で起動出来るようにする


僕がサクラ使いなので「サクラエディタ」を使っていますが、高機能エディタであれば、terapadでも、秀丸でも好きなエディタなんでもよいです。


3.メモファイルの設定

メモを残すファイルはテキストファイル形式で作成しますが、少しだけ設定を行います。
行う設定は以下の2つです。

①拡張子を変えておく
②エディタと変更後の拡張子を関連付けしておく


それぞれ以下に解説していきます。


①拡張子を変えておく
使用するエディタを高機能エディタとしている理由の一つはこの設定が関係します。
高機能エディタには、各種プログラム言語に対応したハイライト機能(単語、コメント箇所の色付)があります。

例えば、内容はテキストベースのメモファイルですが、拡張子を「.sql」にするだけでサクラエディタで開いた場合に、「–」(ハイフンふたつ)が記述された箇所や、「/」と「/」で囲んだ箇所をコメントとみなして文字色を変更してくれます。

また、コメント化による色付け以外にも、ファイル内にsql文をメモした場合もsqlの予約後を色付けしてくれるのでsql文自体として見やすくもなります。


②エディタと変更後の拡張子を関連付けしておく
今回の場合、メモ用のテキストファイルの拡張子を「.txt」から「.sql」に変更しているので「.sql」のファイルをダブルクリックで実行した時にサクラエディタで開くようにしておきます。

手順1
作成したメモファイルを右クリックして、メニューを表示。
メニューの中から「プログラムから開く(H)」>「別のプログラムを選択(C)」を選択します。




手順2
関連付けしたいアプリ「サクラエディタ」を選択して、「常にこのアプリを使って.sqlファイルを開く」のチェックボックスをONにします。



すると、Memo.sqlのアイコンがサクラエディタのアイコンに変わります。


これで次回からは「Memo.sql」をダブルクリックで実行するだけでサクラエディタでファイルを開いてくれます。



4.メモファイル内の書き方

①ファイルの先頭にカテゴリ毎の目次をつける
メモファイルの先頭にはメモする情報をカテゴライズする為、目次をつけておきます。

この画像は現場を想像してこんな感じかなぁってつくった例なので、実際に作る際は自身が扱う情報でカテゴライズして目次を作ってください。
また、目次は最初から網羅的に書く必要はなくて、あとから増えたカテゴリを追加していって、どんどん増やして行きます。



②メモをカテゴリの場所毎に残す
メモを追加する際は、目次と同じ「番号-用語」の区切りを書いておき、そこに追記してきます。
以下画像はSQLsrverに関するメモなので目次に書いた「1002-SQLserver」をコメントブロックで書いてその下にメモ内容を追記しています。

メモを追記する際は、カテゴリ内の先頭に追記していき下に行くほど古いメモになるようにします。
あとで見た時、この情報はいまだと古いかもとか当時の経緯が分かったりするので記載した時のタイムスタンプをつけておくといいです。

サクラエディタでのタイムスタンプは以前の記事「サクラエディタのおすすめ設定」で紹介したようにショートカットでつけられるのでそんなに手間はないです。



5.利用方法

5-1.調べたい事のキーワードがある場合

ファイルを開いたら調べたいことをキーワードで検索します。
キーワードによっては該当する箇所が複数ある場合もあるので[F3]キーを押して他のキーワード一致箇所へジャンプして、目的の箇所を探して使います。

以下画像は、Insertを使いたい時にInsert文を検索している様子です。

この状態で[F3]キーを押せば、次の検索キーワードに一致する箇所にカーソルを移動してくれます。


5-2.調べたい事のキーワードがわからない場合

ファイルの先頭に各メモのカテゴリを記載しているので、調べたいことのカテゴリをコピーして、キーワード検索。ジャンプ先のところから、メモ画面をスクロールして目的の情報を探します。

例として、案件Aで使ったデータ送信手順使いたいなって思った時の場合の流れを記載します。

①目次で対象カテゴリ名をコピーして検索します。
目次の中で「3000-案件名A」をコピーして、「3000-案件名A」でファイル内を検索します。



②検索を実行してジャンプした先で目的の作業手順、コマンドを探して過去の手順を流用したりします。


以上がメモファイルを利用する方法2パターンの内容です。

メモの量が少なければ、目次とか必要ないかもしれないけれど、メモの量が膨大になってくると調べたいことのカテゴリをスクロールで探すのも大変ですし、目的の情報がlsコマンドのようなメモファイル内で頻出するキーワードを使っている作業手順だったりするとなかなか目的の情報にたどり着けないので目次とカテゴリ設定があったほうが使いやすいです。



6.おわりに

他の人だと業務上で残しておきたい用語、コマンド等々のメモをエクセルに残してる人もいました。
メモ情報に図も併せて残せるというメリットもあるので、これもひとつの手段として有効だと思います。ただ、図をたくさん使いだすとファイルサイズが大きくなりやすく、サイズが大きくなることで全てのメモ情報を1ファイルにまとめるのが難しくなります。

テキストファイルなら、ひとつの現場に参画している間ぐらいであればよっぽど大きくなってもファイルが開けなくなるほどのサイズになることはまずないと思います。

それでも表にした方があとで見やすい時とかは、少し手間はかかりますが以下の画像のようにテキストで表を作ったりしています。

テキストで表を作る際の文字は以下の読みを変換します。

文字読み
ひだりうえ
よこ
よこした
みぎうえ
たて
ひだりした
みぎした
ぷらす(もしくは全角で[+]キー)


以上です。
宜しくお願い致します。